淡路島旅行 〜大塚国際美術館〜 2012/5/1〜2
2日目は徳島県鳴門市にある「大塚国際美術館」へ行くことにしました。
朝から生憎の雨でしたが、宿から車で約30分と比較的近い距離なので助かりました。
この大塚国際美術館は“陶板名画美術館”です。
古代壁画から現代絵画まで、世界各国の美術館が所蔵する有名な作品などが、
オリジナル作品と同じサイズで、しかもそれが陶板によって複製されているという
他に類を見ない特殊な美術館なのであります。
実は母が昔、四国にそういう美術館があるらしいんだが一度行ってみたい、と
言っていましたので、今回の旅行でぜひとも訪れよう!と計画したわけなのです。
入館料が3,150円(一般の場合)とビックリするようなお値段だったのですが、
旅行で訪れているのでさほど抵抗は感じませんでした。
(普段なら多分、かな〜り躊躇する金額ですが・・・)
←一番最初に鑑賞するのがこの「システィーナ・ホール」です。ホンモノの礼拝堂のような空間が再現されていて、その臨場感に度肝を抜かれました。この美術館ではこのように環境空間ごとそのまま再現するという“環境展示”が楽しめます。これはすごい!! ↓正面の壁画、『最後の審判』を拡大して撮影してみました。とても陶板でできているとは思えないリアルさに驚きました。 |
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→天井画の部分です。この絵、見たことある! (『アダムの創造』ですね) それにしても、これが陶板でできているとは・・・(シツコくてすみません・笑)。 でも、何度もそう思わざるを得ないほど、その精巧な作りにはビックリしました。 |
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←こういう展示方法は初めてで、圧倒されっぱなしの我々でした。これは中々面白そうな手応えを感じます。 この美術館は地下3階から地上2階まであり、下から順番に鑑賞するようになっています。スタート地点である地下3階は古代と中世が中心のフロアとなっていて、前述した“環境展示”もたくさんあり、とても面白い構造になっています。 |
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→“環境展示”のひとつ、「聖マルタン聖堂」です。 ↓剥落したままの状態で複製してあるところがすごい! よく見てみると年月を経てカスレたり傷付いたり、しかも誰かの落書きまで再現してあったりして驚きでした。ホントすごいな〜。w(゚o゚)w |
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↑個人的に激しく気に入ったのがこの「聖ニコラオス・オルファノス聖堂」です。 →まるで現地を訪れているかのような臨場感が味わえます。 ←この時代を経た感じがすんごくいい感じなのだ。ここまでくるともはや“陶板”ということはスッカリ忘れてしまって、単純に作品を楽しむことができるようになってきました。 |
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↓「スクロヴェーニ礼拝堂」です。個人的に最も気に入った空間。 紺碧の天井の色がとても美しい。 |
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美術館に入館したのが11時30分過ぎと遅かったので、気付けばもう昼の1時を回っておりました。 道理でおなかが空くはずです(笑)。そこでいったん美術館賞を中断し、 1階にある「レストラン ガーデン」にてお昼ごはんを食べることにしました。 ピーク時を過ぎていたからでしょうか、待たされたのは15分ほどで 割合早く席に案内してもらえてよかったです。 |
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→展示作品にちなんだランチメニュー、「ガーデンランチ」1,000円をオーダー。4月・5月は『フェルメールの食卓』を参考に仕上げたという、「豚肉のポッシェ オランダ風 ほうれん草のバターソテーとパンプディング添え」でありました。これにパンかライス、スープが付きます。中々美味しかったです♪ | |
←お店の名前の通り、店内からはこのようにお庭を眺めることができます。お天気が良ければ、外でのんびりするのもよさそうですね〜。 | |
おなかも程よく満たされ、無事にエネルギーがチャージされたので(笑)、美術鑑賞を再開することにしました。 しかし、この美術館にはおよそ1,000点以上もの作品が展示されており、よく考えてみたらその数はかなり膨大なものです。 陶板作品は確かに素晴らしいし、美術館の造りはとっても面白いし、まさに自分好みの空間ではありましたが、見ているうちにだんだん気が遠くなってきました(笑)。(だって、この時点でスタート地点である地下3階をまだ全部見られてなかったんですからね〜) (^_^;) |
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このままでは日が暮れてしまう!ということで(ここは17時閉館なのです)、ここからは少しペースを上げていくことにしました。 ←受胎告知の場面が描かれた絵画ばかりが集められたコーナー。同じテーマでも画家によって表現方法もさまざまで、なかなか興味深かったです。 ↓以下、有名なものや個人的に気に入ったものなど、何点か続けてご紹介します。 |
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↑(左上) 「アテネの学堂」 ラファエロ とても巨大な作品です。 ↑(右上) 「小椅子の聖母」 ラファエロ ラファエロは結構好きかも。 →作者・作品名をチェックし忘れたのですが・・・思わずプッと噴きだしそうになった一品(笑)。すんごいヘアスタイルであります(笑)。しかも真ん中の人、頭頂部から流血してる??(@_@) |
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↑(左上) 「最後の晩餐」 レオナルド・ダ・ヴィンチ(修復前) ↑(右上) 「最後の晩餐」 レオナルド・ダ・ヴィンチ(修復後) 一室の壁に向い合せになるように、同じ作品の修復前と修復後が展示されていました。 とても面白い展示方法ですよね〜。 |
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↑(左上) 「モナ・リザ」 レオナルド・ダ・ヴィンチ 誰もが知っている超有名な作品です。が、本物を見たことはまだありません。ここに展示してあるのは陶板に複製されたものですが、それでもやはり実際に対峙すると感動を覚えました。 ↑(右上) 「水」(「四大元素」より) アンチンボルド 実は秘かに好きな作品のひとつ。こういうちょっとグロテスクな雰囲気の絵って、ナゼか心惹かれるんですよね〜。 |
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↑モネの「大睡蓮」の屋外展示コーナーです。楕円形に展示された作品の周囲は池になっていて、本物の睡蓮が植えられてありました。 →少し歩き疲れたので、地下2階にある「カフェ・ド・ジヴェルニー」にておやつをいただくことにしました。このお店からは、この「モネの大睡蓮」が展示されている池を眺めながらお茶を楽しむことができます。 |
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←休憩の後、ようやく地下1階まで辿り着きました。このフロアには主に近代絵画が展示してありました。ルノワールやゴッホ、セザンヌなどなど、どの作品も見覚えのあるものばかりでとても楽しかったです。 が、このフロアに辿り着いた時点で既に16時を回っていたので、もう殆ど駆け足で鑑賞したという感じです・・・(;^_^A |
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↑(左上) ムンクの「叫び」です。大昔に一度だけ本物を見たことがありますが、何だかこちらの精神も不安定になってしまうような、物凄い迫力が伝わってきました。 ↑(右上) リヴィエールの「エデンの園」です。リヴィエールという人のことは全然知りませんでしたが、穏やかで幸せそうな雰囲気に一目で気に入りました。恋人を見上げる女性の表情が何とも魅力的なのです。 →イヴァン・アイヴァゾフスキーの「第九の波濤」です。この人のことも全然知りませんでしたが、この世のものとは思えないほど美しい色彩に釘付けになってしまいました。スゴイ迫力です。 |
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