福島旅行 〜斎藤清モニターツアーその1〜  2011/10/1〜2


末廣酒造を後にして、タクシーで再び会津若松駅へ戻りました。
お土産物屋さんなどを冷やかしたりしているうちに集合時間となり、
用意された小型バスへ乗り込みました。

←会津若松駅から約30分ほどで道の駅「会津柳津」に到着しました。先ずはこの観光物産館「清柳苑」にてお昼ごはんであります。
→天ざるが出てきました。勉強不足で知らなかったのですが、会津はそばが名物なのだそうです。そば粉100%の純手打ちそば「博士そば」であります。なかなか美味しかったです♪(^-^)

昼食の後は、1階の物産コーナーを物色。地元農家で摂れた野菜や、それを元にして作った加工食品などが売られていました。国産にんにくが袋いっぱいに詰められていて、それがたったの200円(安っ!)で売られていたので、自分用のお土産として買い求めることに。これだけあれば、使用状況にもよるけど、半年〜1年分くらいあるかも♪(皮をむいて冷凍保存しておくのです)
昼食の後は再びバスに乗り込み、近くの福満虚空蔵尊円蔵寺へ向かいました。
今からおよそ1,200年前に徳一大師によって開創されたというこの円蔵寺は、日本三大虚空蔵尊のひとつに数えられています。

このお寺の風景も斎藤画伯の作品に多数登場しているらしいのですが、一目見て「あ、円蔵寺だな」と誰にでも分かるもの(例えば本堂とか)はあまりないそうです。普通の人なら見過ごしてしまいがちな風景が描かれていることが多いそうですが、それもまた斎藤清の魅力のひとつなのかも知れません。

←境内に佇んでいるお地蔵様。「秋 会津柳津 福島」(1965年)にコスモスの花と共に描かれているお地蔵様は、このお地蔵様であることがつい最近判明したそうです。ほのぼのとしたお姿に心が癒されますね〜。(*^_^*)
→この壁の向こうに、円蔵寺の庫裡(僧侶の住居スペース)がありますが、ここが「白い壁、円蔵寺、会津柳津」(1980年)で描かれている場所であります。秋になると紅葉がとても美しいそうです。にしても、こんな誰も足を運ばないような裏のほうにまでよく目を向けられたなぁという感じです。でも、こういうところに本当の美しさがあるのかも知れませんね。

(参考)
白い壁、円蔵寺、会津柳津
(イトー美術さんのサイトより)
↑円蔵寺の境内にある「撫牛」。これは円蔵寺建立の難工事の際に、どこからともなく赤い牛が現れて大活躍した、という伝説の牛を祀ったもの。この牛を撫でながら願い事をすれば成就すると言われています。 ↑そしてその伝説の赤牛は、会津の代表的な玩具である「赤べこ」の由来ともなりました。子供たちの守り神である赤べこは、ここ柳津が発祥の地と言われています。
↑←円蔵寺の本堂である「菊光堂」です。細やかな彫刻がとても美しい建物。現在の建物は文政13年(1830年)に再建されたものだそうです。
→岩の上に建つ菊光堂からは只見川が望めます。中央に見える赤い橋は瑞光寺橋という橋です。
こうして見てみるとのどかな風景に見えますが、実は今年の夏の豪雨で数か所が決壊し、橋が流されたり住宅が浸水したりと甚大な被害が出たそうです。今はどうにか復旧したとのことですが・・・自然の力というのは恐ろしいものですね。
←円蔵寺の北山門です。「柿の会津 虚空蔵尊」(1981年)で描かれている場所です。

(参考)
柿の会津 虚空蔵尊
(イトー美術さんのサイトより)
→北山門を反対側から見たところ。こちらも「虚空蔵尊 会津」(1979年)で描かれている風景です。

(参考)
虚空蔵尊 会津
(イトー美術さんのサイトより)
←本堂でお参りをした後、何とかツアーの隙間を縫って御朱印をいただきました。我々の御朱印帳は関西圏の寺院のものばかりなので、たまにこうして遠方のお寺の御朱印をいただけると何だか妙な達成感があります。どうか虚空蔵尊のご利益がいただけますように。
→円蔵寺を仁王門(南山門)から見上げた写真です。切り立った岩の上に建っているのがよく分かります。左奥に見える建物が本堂になります。

円蔵寺の見学は以上で終了。次はまた別の原風景を見に、三島町大谷地区に向かいます。


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