大きのこ展 於 鳥取県立博物館 2012/7/28


今日は相方と鳥取県立博物館まで、「大きのこ展」を観に行ってまいりました!
先日、ネットでたまたまこの展覧会の情報を知りまして、これはぜひとも見てみたいと思い、
大阪からは少し遠いですが、思い切って行ってみることにしたのであります。
(さすがにひとりでは心細かったので、キノコにはあまり興味がないであろう
相方をムリヤリ誘って行くことにしたのであります・笑)

朝6時過ぎに大阪を出発して、約4時間ほどかけて無事に現地に到着。
途中の中国道でいつもの渋滞に巻き込まれたりしつつも、それ以外はとても快適なドライブでした。
(相方に運転してもらっていたからというのもあるが・・・笑)


←鳥取県立博物館の入口です。時間がまだ早かったせいか、他の来館者の姿は殆どありませんでした。
→チケットを購入していよいよ中へ。
階段の手前にこのような大きなきのこの模型が飾ってあって、早速我々を出迎えてくれました♪ のっけからワタクシのテンションは急上昇であります(笑)。
触ってみるとフニュフニュと柔らかくて、まさにキノコのような手触りでした。他にも何種類か別のキノコの模型が飾ってあります。
内部は写真撮影OKでしたので(嬉しい♪)、心の赴くまま、パシャパシャと写してきました。

←とてもリアルなキノコの模型がズラリと並んだコーナーです。もうまさに夢のような光景(笑)。自分の部屋に飾りたいです。
→圧巻だったのが、この樹脂包埋標本の数々です。これはこの博物館のオリジナルだそうです。これだけたくさんの種類の標本があるなんてスゴイ! 大変貴重なものを見ることができてシアワセです。

ちなみに鳥取県には日本で唯一、キノコの専門研究機関があるのだそうです。全然知らなかったのですが、実は鳥取県はキノコ王国だったのであります。これだけ資料が充実しているのもうなずけますね〜。
←ニオウシメジの模型です。最初、シメジを100倍の大きさにしたものなのかな?と思っていたのですが、何とこれが実物大だそう(!)。ちょっと見えにくいですが、後ろに展示されている写真をよーく見てみると、その大きさがよく分かります。何だか自分が小人にでもなった気分。

ちなみにこの巨大なキノコは食べられるそうです。(しかも結構美味しいらしい) この一株で一体何人分まかなえるのでしょうね(笑)。
→こちらは“腹菌類”という種類のキノコたちの標本や模型が展示されたコーナーです。スッポンタケやイカタケ、カニノツメといったユニークな形のものが多く、見ていて飽きることがありません。自然の神秘を垣間見ることができました。
←タマゴタケの生長過程を表した模型です。
→ナガエノスギタケの模型。地中に長い柄を伸ばしたヘンなキノコです。このキノコは何と、モグラのトイレにしか生えないという世にも珍しいキノコなのであります。
このキノコがせっせとトイレ掃除をしてくれるおかげで、モグラは20年も同じトイレを使い続けることができるのだそう。へぇ〜、スゴーい! 実に素晴らしいシステムですな〜。










↓(左下) マツタケの模型
↓(右下) ベニテングタケの模型
こういうのワタシもほしい!(笑)
←キノコに関する昔のさまざまな書物なども多数展示されていました。

↓西洋の美しい博物画にウットリ☆
→伊沢正名さん撮影の写真を使った「キノコ曼荼羅」。圧巻です。
←フランスのイラストレーター、ロラン・サバティエさんの作品、「きのこの名優たち」も多数展示されていました。
さまざまなキノコたちを、ジョークやエスプリを効かせて擬人化したイラストですが、こういうのもまた別の面白さが味わえてなかなかよかったです。
→↓個人的にモノスゴ〜く興味を抱いたのが、南方熊楠の「菌類図譜」シリーズです。美しいイラストが描かれ、外国語(何語なのか分かりません)でビッシリと文章が書きこまれています。また、本物のキノコの標本(?)も貼り付けてあり、眺めているだけで何だかワクワクしてきます。 
←きのこストラップがズラリと並んだコーナー。ひょっとして、ここの職員さんたちがゲットしてきたものなのでしょうか?
実はワタクシも数点このストラップを持っていますが、ナゼか狙っているものは出てこずに、ヘンなヤツしか当たらないんですよね〜。(トリュフなんて、何かの動物のフンにしか見えないもんなー・笑)
↑(2枚とも) さまざまなキノコグッズが飾られた「きのことくらす部屋」というコーナーです。これだけたくさんのグッズがあるということは、やはりキノコってみんなに愛される存在なんですね♪(個人的にはキャラクター化されたものよりも、リアルな感じのものが好きです)

→キノコ切手も多数展示されていました。この写真はそのうちの一部です。中には自分が持っているのと同じものもあったりして、ひとりで「あ〜、これ、ワタシも持ってる♪」とはしゃいでおりました(笑)。諸外国にはさまざまな美しいキノコ切手があるのに、日本には何故ないのでしょうかねぇ。
←「きのこのぼうしをかぶってみよう!」というコーナーがあったので・・・


      ↓もちろんかぶりましたとも!(笑)







→「10倍拡大きのこの森」です。どのキノコもリアルな造りです。スポンジでできていて、手触りも結構リアル。
多分ここは子供さん向けのコーナーだとは思ったのですが・・・

  ↓当然中に入って遊びましたとも!(笑)





その他の目玉としては、光るキノコ(ヤコウタケ)の展示がありました。
暗室の中にホンモノのヤコウタケが置いてあって、仄かに緑色に光っているのが
確認できました! 生き物ですので、日によっては光っていないこともあるそうですが、
無事にちゃんと光っている姿を拝めてラッキーでした。

あとは、子供さん向けのコーナーとして、キノコの香りを嗅ぐコーナーや、
ボックスの中に手を入れて、中にどんなキノコが入っているか当てるコーナー、
キノコスタンプを押してぬり絵をするコーナー、そしてさまざまなキノコに関する
書籍が並べられているコーナーなどがありました。

 
←見終わったらちょうど昼時になっていましたので、1階にある「カフェ・ダール・ミュゼ」というお店でお昼ごはんを食べることにしました。
我々は日替わりランチ850円をオーダー。大山ハーブ鶏の和風あんかけです。ごはんは白米か雑穀米を選べるようになっています。とっても美味しかったデス♡
食事の後は、ミュージアムショップでいろんなキノコグッズを物色。
本物のキノコだけでなくこういうグッズも大好きなので、
かなりハイテンションになってしまったワタクシであります(笑)。

ところで本日は13:30から伊沢正名さんによる特別講演会があるというので、
せっかくだから聞いていこうということになりました。
伊沢正名さんは元自然写真家で、数多くの美しいキノコ写真を撮ってこられた方です。
講演会のタイトルは「命を還すキノコのはたらき」。
一体どんな内容なのだろう?とワクワクしながら会場に入ったのですが・・・

キノコが出てくるのは最初の一部分だけで、あとはひたすら「野糞」の話でした(笑)。
2時間もの間、こんなにたくさん「うんこ」という言葉を耳にしたのは
生まれて初めてのことであります(笑)。でもこの講演を拝聴して、
「うんこ」に対する意識が大きく変わったのは間違いありません。
「汚い」と思っているのは人間だけで、実は、自然界にとっては
とても貴重な栄養分であること。そしてそれを栄養素タップリの土に還していく
働きを担っているのがキノコやカビといった菌類やバクテリアであること。
私たちは自然の恵みを食物としていただいているのだから、
それを返していかなくちゃいけないということであります。

今までそんな風に考えたこともなかったので、ある意味とても新鮮でした。
が、実際に今自分が暮らしてる環境ではそれは到底不可能なことです。
微生物の力で生ごみを分解する生ごみ処理機のようなシステムがあれば、
都会や住宅密集地でも可能になるかも知れませんけどね〜。

最後に、今回のきのこ展で入手してきたキノコグッズをご紹介します。

→キノコ型のUSBメモリ。パソコンからキノコが生えているようなシュールな光景がお気に入りです(笑)。

↓(左下) キノコ柄のTシャツ。グロテスクにも見えるリアルなキノコたちの絵がお気に入りです。
↑(右上) リングノートとキーホルダー。
このノートは博物館オリジナルです。
中身のイラストもカワイイ♪ ↓








←キーホルダーのアップです。カサの裏のヒダや、ツバがリアルに作られているところがステキ☆
→相方が買ってくれた高さ2センチほどの小さなナメコの置物です。これは鳥取県にある「カエル工房」さんのもの。キノコ以外にもカエルや昆虫などのリアルなフィギュアやストラップなどを制作している工房です。
こういうのがまさにツボなんですよね〜♪ 一生大事にします!(笑)

今回の展覧会はキノコ好きにはもちろん、そうでない人でもきっと
楽しめると思いますので、機会があればぜひ!(9/2まで開催中です)
ちょっと遠かったですけど、思い切って足を運んで本当によかったです♪



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