泉布観 2007/3/24



大阪最古の洋風建築である泉布観(せんぷかん)が
一般公開されるという情報を耳にしたので見に行ってきました。

泉布観は明治4年(1871年)、造幣局の応接所として英国人技師ウォートルスの設計により建てられたものだそうです。建物の周りにベランダをめぐらせた「ヴェランダ・コロニアル」と呼ばれる形式で、明治時代初期の雰囲気を今に伝える貴重な建築物であります。
泉布観という名前は明治天皇によって付けられたものだそうで、「泉布」は貨幣を、「観」は館を意味するそうです。
昭和31年に国の重要文化財に指定されました。
↑1階北側東室のシャンデリア。絢爛豪華な雰囲気であります。 ↑同じく1階北側東室の窓辺のカーテンですが、シャンデリアとは対照的に見るも無残にズタボロになっていて、何ともいえない感じです・・・(^_^;)
↑1階北側東室の暖炉です。巨大な鏡が付いております。 ↑1階北側東室の暖炉の装飾。これはグリフォンという伝説上の生物だそうです。
↑1階南室です。泉布観で一番広い部屋で、当時は食堂としても使われていたそうです。 ↑1階南室の照明器具。妙にリアルなヒゲづらのおっちゃんの顔がくっついております。
こ、こわー・・・((;゚Д゚))
↑1階北側西室です。床の市松模様が可愛いv ↑1階北側西室の暖炉のタイルです。美しい絵が描かれております。
↑2階へと続く階段の踊り場からパチリと写してみました。 ↑2階の廊下です。
↑2階北側東室。当時玉座の間に充てられた部屋で、天皇が訪問された際には金屏風などで飾り立てられたそうです。 ↑2階北側東室です。この部屋だけ深紅の壁と床になっていてちょっと特別な感じがします。
↑2階北側西室です。楕円形の鏡が優雅な雰囲気を醸し出しています。床は1階北側西室と同じくブルー×白の市松模様になっていますが、これはペンキで描かれているそうです。(当時はタイルがまだまだ高価な代物だったためだそうです)

←2階北側西室の暖炉に使用されているタイル。繊細で美しい絵が描かれています。
↑(左上)アーチ型の扉の向こうはベランダとなっています。何とも美しい佇まいであります。

↑(右上)ベランダの車寄部分(正面の突き出た部分)です。屋根が瓦葺きというのが何とも面白い造りです。

→ベランダ車寄部分の天井をぱちり。中々凝った造りになっています。
←白い壁にフランス窓の水色が映えます。(フランス窓とは、床面から立ち上がっている窓のこと)

↓(左下)ベランダの奥には洗面所が見えます。残念ながら立入禁止になっているので、こうして遠くから眺めるのみです。

↓(右下)反対側の奥にはトイレが設置されています(こちらも立入禁止となっています)。ズームで撮ってみました(笑)。
↑2階廊下のタイル ↑1階廊下のタイル
←庭に咲いていた椿をぱちり。
絵になりますな〜。(^-^)

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泉布観(せんぷかん)  大阪市北区天満橋1-1-1(造幣局北側)
※毎年3月下旬、3日間だけ無料で一般公開されます
(ちなみに今年は3/23〜3/25でした) 公開時間10:00〜15:30
※建物を保護するため、常時30人程度しか中に入れないことに
なっています。場合によっては外に並んで待たないといけないかも。

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