京都旅行 2012/6/23〜24


この週末は母と2人で、泊りがけで京都へ遊びに行ってきました。
実は2年前にも友人と行った、妙心寺東林院での一夜限りのイベント、
「沙羅の夕べ」に参加するためだったのであります。
2年前に行った時、とても良かったので、ぜひ母も連れて行ってあげたい!と思い、
今年の合同誕生会はこの「沙羅の夕べ」に決まったのでした。
(母とは誕生日が近いので、数年前から毎年こうして互いの誕生日をお祝いしています)

老齢の母のことも考えて、今回は思い切ってクルマで行ってみることにしました。
阪和道〜近畿道〜第二京阪〜阪神高速京都線を通って、約1時間半ほどで到着。
週末だというのに全然渋滞していなくて、実に快適なドライブでした☆
京都市内の道はコワいという先入観があったんですけど、まぁ、
大阪も似たようなものですからね(笑)。それに今回は繁華街のど真ん中を
走ったわけではないし、単純なルートだったおかげで、
大阪人のくせにドンくさい運転をするワタクシでも、何とか目的地に辿り着けました(笑)。

駐車場に車を止め、本日の宿泊先である花園会館へ。ちなみにここは予約不要で駐車場(妙心寺の駐車場)を利用できます。しかもチェックイン前・チェックイン後も、「無料で」預かってくれるという太っ腹な対応に大感激☆ これは本当にありがたかったです。ホント助かりました〜。
フロントに荷物を預け、1階にある「花ごころ」という食事処でお昼ごはんを食べることにしました。

←夕食に差し障るといけないので、お昼は軽めのものをチョイス。冷し胡麻だれうどん780円をいただきました。胡麻の香ばしさがとっても美味しかったです☆ お値段も手頃だったし、大満足。(京都は内容のわりにボッタクリ価格なお店も多いので、こういう良心的なお店に出会うと嬉しくなります)
ホテルのチェックインは15時からなので、まだだいぶ時間に余裕がありました。
せっかく京都まで来ているのですから、それまでの間、妙心寺を見学することにしました。

→妙心寺の「南総門」です。ここをくぐると広大な敷地が広がっていて、三門・仏殿・大方丈などの伽藍が並んでいますが、その他に四十六もの塔頭が立ち並んでおります。今宵行く東林院もその塔頭のひとつ。殆どの塔頭は非公開となっています。(東林院も普段は非公開です)
←今回は、通年公開されている「退蔵院」にお邪魔することにしました。というのも、ここはお庭が楽しめるからであります。わくわくしながら門をくぐって中へ入り、拝観料500円を支払っていざ見学スタートです☆
→退蔵院の方丈です。重要文化財に指定されています。通常内部は非公開となっております。

↓方丈の南側と西側にお庭があります。室町時代の絵師、狩野元信の作庭と伝えられており、通称「元信の庭」と呼ばれています。

(左下)南側のお庭。一面に苔が植えられた土地に松などが植わっているだけで、正直、ちょっと殺風景な感じでした。

(右下)西側のお庭。こちらは枯山水様式となっています。断然こちらのほうが趣きがあっていい感じです。
南側のお庭の脇に「順路→」と書かれた案内板があったので、
それに従ってさらに奥へと進んでいくと、また別のお庭が見えてきました。
こちらは「余香苑(よこうえん)」といって、中根金作さんという造園家が作ったお庭です。
昭和38年から3年もの月日をかけて作られたもので、昭和の名園と称されています。
 
←余香苑に入ってすぐ右手には「陰の庭」と名付けられた枯山水のお庭があります。黒っぽい砂で渦巻く水の流れが表現されております。
→左手には「陽の庭」と名付けられた枯山水のお庭が広がっています。こちらは真っ白な砂で、穏やかな水の流れが表現されていて、向い合せに設えられた「陰の庭」と見事な対比を見せております。
←さらに歩を進めていくと、このような見事な景色が目の前に現れます。左手には小川が設えてあり、涼しげな水のせせらぎが聞こえてきます。右手に見えるあずまやがいい雰囲気です。(ここで休憩しようと近寄ってみると、残念ながら中は立ち入り禁止となっていました)
→お庭には水琴窟がありました。柄杓で水をすくって下に落としてみると、コロン、ポポン、という涼しげな音色が楽しめました。(^-^)

↓(左下) ワタクシの大好きなモチーフであるひょうたん型の装飾が施された建物は、「大休庵」です。ここでは美しいお庭を眺めながら、お抹茶をいただくことができます。(今回我々は利用しませんでしたが)

↓(右下) お庭の隅っこに「ししおどし」を発見! とても巨大なので、水がいっぱいになって傾くまでにメッチャ時間が掛かるのです(笑)。忘れた頃に、「ガゴンッ!」という野太くでっかい音が鳴るので、結構ビックリさせられるのであります(笑)。
↑お庭をずっと池のほうに下ってくると・・・このような見事な景観が目の前に広がります。庭を流れる小川には小さな滝になっている部分もあって、それがより一層、このお庭に趣きを添えている感じがします。

←別の角度から池を見たところ。石灯籠がいい雰囲気です。

このお庭が一番よく見渡せる場所に設えられたベンチに座って、ただぼんやりとこの美しい景色を眺めました。何という贅沢な時間でしょうか。
→池にはたくさんの錦鯉が優雅に泳いでいました。
ここは観光客もあまりいなくて、この美しい空間を独り占めすることもできます☆ これはホント、最高の贅沢ですよね! せっかく素敵な空間なのに、大勢の人でごった返していてはその魅力も半減してしまいますものね。
ワタクシにとって、とっておきのお気に入りの場所がまたひとつ増えました♪ (*^_^*)
→紫陽花が綺麗に咲いていました。
美しいお庭を眺めながらひたすらボ〜ッとしていると、いつの間にかチェックインの時間になっていましたので(笑)、退蔵院を後にし、ホテルへと向かいました。

←今回は洋室のツインのお部屋を素泊まりで予約しました。清潔感があってとても居心地の良いお部屋です。またこのホテルには大浴場があるのも◎。土産物屋さんに並ぶ商品もお寺関係のものが多く、なかなか渋いラインナップとなっていて、個人的にはかなりお気に入りです(笑)。

少しだけ仮眠を取ってから、いよいよ本日のメインイベント、
「沙羅の夕べ」に参加するべく、東林院へと向かいました。


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