神 戸 〜旧居留地〜  2005/9/17



神戸市立博物館で「ベルリンの至宝展」を観た後は、
この博物館のある界隈(旧居留地)を散策してみることにしました。

←神戸市立博物館の西側に建っている旧居留地十五番館です。この建物はアメリカ領事館として1880年に建てられたもので、旧居留地の中で唯一明治時代の面影をそのまま残している貴重な建物で、国の重要文化財にも指定されています。
阪神・淡路大震災で大きなダメージを受けたそうですが、その後の復旧工事でこのように見事によみがえりました。
現在はカフェレストランとして利用されています。
↑十五番館を東側から見たところ。通りに立つガス灯が好い感じです。 ↑十五番館の内部です。クラシカルな雰囲気が漂っております。
本日はこの十五番館でランチにすることにしました。ちょっと張り込んで2,300円の「お気軽コース」というのを注文。お味のほうはまずまずといったところでしょうか。でもこんな美しい建物の中で、肩肘張らずに気軽な気分で食事を楽しめるのはスバラシイことであります。

←明石鯛の香草焼きです。美味しかったデス!
→昔の建物はディテールが美しいですね〜。もうウットリです☆


カフェ・ド・神戸・旧居留地十五番館
http://www.to-ho.co.jp/cafe/

神戸市中央区浪花町15  tel 078-334-0015
11:30〜22:00 無休(年末年始を除く)
←商船三井ビルディングです。
1922(大正11)年、渡辺節の設計により建てられたアメリカン・ルネサンス様式の美しい建物です。旧居留地といえばこのビルディングを思い浮かべるほど有名な建物であります。
1階は石積み、2〜6階はタイル張り、そして上部には(写真には写ってませんが)半円形の飾り、という3部構成になっています。

現在は大丸インテリア館として活用されています。また1階にはロイズ・アンティークスというお店も入っていて、まさにこのレトロな建物の佇まいにピッタリ! 上質な英国のアンティーク家具を眺めていると、それだけでシアワセな気分に浸れること間違いなしであります。
→商船三井ビルディングの玄関を入ってすぐの内部をパチリ。
“商船”ということで海に浮かぶ船の装飾が施されていました。波は日本の伝統模様である青海波で表されていて、和洋折衷の趣きがステキです。
←海岸ビルです。商船三井ビルディングの西側に建っています。
この建物は大正時代に建てられたもので、三井物産神戸支店として使われていたそうです。
震災で崩壊した後復旧されましたが、現在は上部に現代的なビルが乗っかっている、という何とも妙ちくりんな姿に・・・
↑旧居留地38番館です。ヴォーリズ建築事務所により1928(昭和3)年に建てられ、もとは銀行として使用されていたそうです。
現在は大丸神戸店の別館として利用されており、アフタヌーンティーなどのお洒落なお店が入っています。
↑大丸神戸店です。まるでヨーロッパの街角のような雰囲気が漂っております。
ここならオープンカフェもお似合いですね〜。
→神戸郵船ビルです。1918(大正7)年に建てられたもの。
耐震補強が施されていたおかげで、あの阪神・淡路大震災の際も無傷だったそうであります。
←海岸ビルヂングです。1911(明治44)年に、河合浩蔵による設計で建てられた、重厚で風格のある美しい建物は、国の登録有形文化財に指定されています。
中にはカフェや若者向けの洋服屋さんなど、個性的なお店が多数入っています。個人的に気に入ったお店は3階に入っている「Garage Eight」というミニチュアカーと雑貨を扱うお店。何だか楽しくなるようなお店でした。

それにしても、若い感性でこういう古いものを盛り立てていくというのが、何とも頼もしいではありませんか。まだまだ発展途上のこの界隈、これからどういうふうに成長していくのか楽しみです。





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