アコルドゥ 2009/7/25
今年の4月に足を運んだばかりですが、あの感動を再び味わいたくて、
夏のボーナスが入ったのを機に、友人と豪華ディナーを楽しんできました。
大正時代に建てられたというレンガ造りの洋館。 この場所だけ周りから隔絶されたような美しい佇まいです。 このお店の素晴らしさはお料理だけでなく、 このようにお店に入る前から既に始まっているのであります。 (前回のレポートと殆ど同じ写真ですみません・笑) |
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今回はテラス席に案内されました。このスペースは新しく増築した部分のようで、前回のクラシカルなお部屋とはまた違う、明るく開放的な雰囲気が楽しめます。 窓からは緑いっぱいのお庭が望めてなかなか好い感じです。 |
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さて、ここからはいよいよお料理の紹介であります。 今回は8,000円の「クロロフィリア」というコースを注文しました。 |
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→「ダークチェリーとトマトのガスパチョ レモンのグラニテ」 さっぱりとした味わいの冷製スープ。チェリーの風味が絶妙で、「フルーツがこんなに美味しいスープになるなんて!」と目からウロコの一品でした。しょっぱなからヤラレました〜。 ちなみに、スープの右隣は海老に鱒の卵が添えられたもの。プリップリの食感が楽しめました。 |
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←「フォアグラのテリーヌ ビーツ・エッセンスとアニス系ハーブのピストゥ」 ねっとりとした食感のフォアグラのテリーヌは、濃厚な味わいなのにしつこさは感じられませんでした。古代、薬草として用いられていたというアニスがあしらわれているからでしょうか。仄かな甘みのあるビーツの赤いソースが白いお皿によく映えています。肝系食材の持つ仄かな苦味とクリーミーさが軽やかに味わえる、美味しい一皿でした。 |
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→「芋のトルティージャ2009 低温調理した御所若鶏の地卵 玉葱・芋・ピーマンのコンソメ」 “洋風温泉卵”といった一品(庶民的な表現ですみません・笑)。とろりとした卵に野菜の旨みがギュッと詰まったコンソメスープが実に実に美味しかったです。 ちなみにトルティージャというのはスペイン風オムレツのことですが、アコルドゥ風に分解・再構築するとこんなふうに変身するんですね〜。 |
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←「焼き野菜と生野菜、新芽と葉、花、天然ものと栽培もの 焦がしバターのドレッシングとエメンタールチーズのフォン」 テーブルに運ばれてきた瞬間、そのあまりの美しさに思わず感嘆の声をあげてしまいました。さまざまな野菜、ハーブ、花たちが約30種類も使われているそうです。特にハーブは、お庭から摘んできたばかりのものが使われていて、その香り高さが素晴らしかったです。このさまざまな野菜たちをひとつにまとめてくれるのが焦がしバターのドレッシング。濃厚な風味がと〜っても美味しかったです。感動の一品であります。 |
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→「ハモのロースト ペドロ・ヒメネスと梅」 夏の味覚、ハモを使った一品です。シンプルに焼いただけのハモにペドロ・ヒメネスというシェリー酒のソースが添えられています。このソース、甘みがあってとても美味しかったです。梅はシロップで煮たものが添えられていました。そういえば和食でハモを食べる時は梅肉を添えたりしますが、「それで“梅”なのかぁ」とひとりで勝手に合点(笑)。このような推理があれこれ楽しめるのも、ここのお料理の素晴らしい点であります。 |
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←「アコルドゥ風 イカ墨のパエジャ」 パエジャ(パエリア)というからどんなのが出てくるのかと思ったら、またまた遊び心満載のお料理であります。右上の細長いガラス容器に入っているのはイカ墨をまぶしたお米です。炒ってあるのか、カリカリと香ばしい風味を添えてくれます。イカはプリップリの食感がとても美味しかったです。お皿のくぼみに入っているソースにはサフランが入っていて、「各々の口の中でパエリアを完成させる」という面白い演出の一品であります。 |
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→「黒鯛のアサード 潰したボリジとイワシの塩漬け 深緑のエッセンス ボリジの花とニンニクの香りのオイル」 香ばしく焼かれた黒鯛(でも中はしっとり柔らか)に、小松菜とほうれん草のソースがよく合う一品。ほんのり香るニンニクが食欲をそそります。ちょこんと飾られたボリジの花が可愛らしい。 |
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←「ネズの実とタイムに浸した和牛 赤ワインのジュとネズの実のオイル」 久々にいただく牛肉であります♪ ネズの実ってどんなもの?と思っていたら、ジンの香り付けに用いられているものなのだそうです。この独特の風味でいただく牛肉料理はとても不思議な味わいでしたが、なかなか美味しかったです。 |
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→「私達のティラミス ケソの粉雪、コーヒーの軽石」 ここからはデザートであります。口の中でふわっと溶ける儚さが何とも素晴らしい一品。極上の味わいでした。(*^_^*) |
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←「シトラスの森 朝霧の水辺 甘草の一筆、アボカド、ライムのジェラート、杉の香りの冷たいエア」 最後のデザートはオドロキの演出とともに供されました。グラスの中には液体窒素で凍らせたライムのジェラートが入っていて、そこにお店の方がシトラス風味の液体を注ぎ入れると・・・ショワーッ!と涼しげな音と共にスモークが立ち昇ったのであります。(つまりこれが“朝霧の水辺”を表現しているわけですね) 何ともポエムチックな演出に大感激の我々でありました。(写真はスモークが消えた後のものなのでその感動がイマイチ伝わらないと思いますが・・・) |
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→食後の飲み物は前回と同じハーブティーにしました。今回もペパーミント、アップルミント、レモンバーム、レモングラスを使ったフレッシュハーブティーでした。ほっと優しい気持ちになれる一杯であります。 | |
今回も大いに楽しませてくれたアコルドゥのお料理に大満足♪ お料理の全体的な雰囲気は統一されている感じがしますが、 前回とはまた違う新しい感動を与えてくれる素晴らしいものばかりでした。 一緒に行った友人もこのお店が大変気に入ったようで、 季節ごとのお料理をぜひ味わってみたいとのこと。 そこで秋ぐらいにまた豪華ディナーを味わいに来よう!との 計画が持ち上がったのでありました(笑)。 秋のお料理は一体どんな表情で我々を迎えてくれるのでしょうか。 今からとてもとても楽しみです♪ (でもその前に軍資金をがんばって貯めねば!笑) |
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